埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 143
■ 種類 学会発表
■ タイトル 埼玉県における大気中フロン類の濃度推移
■ 著者 竹内庸夫    埼玉県環境科学国際センター
唐牛聖文    埼玉県環境科学国際センター
昆野信也    埼玉県環境科学国際センター
   
   
   
   
   
   
   
   
■ 出版元 環境省、全国環境研協議会
■ 出版年 2001
■ 誌名・巻・号・年 環境保全・公害防止研究発表会、平成13年11月1日
■ 抄録・要旨  都市部である浦和(現さいたま市)、熊谷及び山間部である東秩父の3地点を調査地点としてフロンやトリクロロエチレン等の揮発性有機塩素化合物の環境濃度のモニタリング調査を1990年から実施している。分析方法をGC-ECDからGC/MSへ移行することを検討し、特定フロンを始め、代替フロン等低沸点の物質についても、適切な条件を設定すれば分析に支障がないことを確認した。  CFC113及び1,1,1-トリクロロエタンについては1991年をピークに濃度の減少傾向がみられた。調査開始当初には、都市部と山間部の差が大きく、浦和と熊谷の間でも異なる傾向で濃度変動しており、狭い範囲に局在化した分布が認められたが、現在では都市部と山間部の濃度差が小さくなってきた。フロン対策の効果が都市部において、より早く、明瞭に表れているといえる。しかし、CFC12及び四塩化炭素については広範囲に分布していることが分かり、未だ減少傾向はみられなかった。トリクロロエチレンはこれらの物質とは異なる推移を示し、特に浦和では1993年以降濃度が上昇していた。
■ キーワード 揮発性有機化合物、フロン、都市部、山間部

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